ケバブサンドやケバブラップなど、ケバブ屋で食べられる定番のメニューをまとめて紹介します。
各メニューの特徴などについて紹介しています。
ケバブサンド
まずもっとも定番のメニューであり、ケバブ屋のほぼすべてで販売されているメニューがこのケバブサンドです。
ケバブサンドは、一般的にはピタパンを使います。ピタパンは半月型で、中がポケットのように空いてるパンです。本来は円形なのですが、ケバブ屋ではこれを半分にして使っています。
ピタパンを器のようにして、肉と野菜を盛り付けていくので、サンドイッチというよりは丼に近いかもしれません。
特殊な形状をしているので、綺麗に食べるのは難しいです。また肉のゾーンと野菜のゾーンが完全に分離しているため、肉と野菜を同時に食べにくいといったデメリットもあります。
綺麗にバランスよく食べられるように、店によっては割り箸やフォークをつけてくれます。
ピタパンを使わないケバブサンドも
ちなみにピタパンを使わないケバブサンドもあります。もっちりしたバンズのようなパンを半分にし、肉と野菜をサンドするハンバーガーのようなケバブサンドを提供している店もあります。
たとえば四ツ谷にあるバルシュケバブスタンドがそうです。
他にも新宿のケバブ家や渋谷のケバブカフェでは、ピタパンを使わないケバブサンドが食べられます。
またカレー屋のターリー屋の一部の店舗では、ナンを使ったナンサンドがあります。
ケバブラップ
続いてはケバブラップです。
トルティーヤというブリトーにも使われる生地で肉と野菜を包んだ食べ物です。「ケバブロール」という名前で売られている場合もあります。
ケバブサンドに比べて、具材の量が多めです。「おやつのつもりががっつりご飯になってしまった」なんてことも。
具材が多いからなのか、ケバブサンドよりも値段が100円ほど高く設定されている場合が多いです。
ケバブラップは、肉と野菜をまんべんなく盛り付けるので、食べる部分による具材の偏りがありません。またケバブサンドに比べるとコンパクトにまとまっているので、比較的キレイに食べられます。ケバブの魅力を体験しやすいメニューであり、まありケバブ屋に慣れていない人におすすめです。
ケバブ丼・ケバブライス
続いてはご飯と肉を楽しむメニューであるケバブ丼・ケバブライスです。
ケバブ丼かケバブライスかは店によって、あるいは使用している器によって違うようですが、米と肉のセットという意味ではどちらもほぼ同じ食べ物です。
米は概ね、日本人が食べ慣れているうるち米を使っています。稀にサフランライスや、細長い米を使っている店もあります。
食べるためには箸やフォークが必要となりますが、米と肉という日本人が食べ慣れたスタイルのとても食べやすいメニューです。また具材と米をバランスよく食べられるので、どなたにおすすめできます。
ケバブ弁当、ケバブプレートというメニュー名の場合も
ケバブ丼、ケバブライスではなく、「ケバブ弁当」あるいは「ケバブプレート」というメニュー名の場合もあります。この場合、ライスと肉だけでなく、フムスやサラダなどの付け合せがある場合も。
肉、野菜、ご飯がしっかり分けてあるのが特徴です。ソースや肉汁が他の食材を混ざることなく、別々に堪能できます。
また「ケバブボウル」というメニュー名で販売している店もありました。
おつまみケバブ
もう1つ、ケバブ屋でよく見かけるのが「おつまみケバブ」というメニューです。
こちらは肉と野菜だけのシンプルなメニューです。値段はケバブサンドと同じか、もしくは100円程度安く設定している場合が多いようです。
おつまみにはもちろんのこと、肉だけを食べたいという場合や、家にご飯がある場合、好きなパンで食べたい場合にもおすすめです。
おつまみケバブではなく、「ケバブカップ」というメニュー名で販売している店もありました。
バゲットサンド
一部の店舗ではバゲットを使ったケバブサンドが見られます。
フランスパンのように細長いバゲットに切れ込みを入れ、その中に野菜と肉を挟んだメニューです。
私がケバブの食べ歩きを始めた2014年頃はほとんど見られなかったメニューなのですが、2019年頃から徐々に見られるようにり、最近では食べられる店が増えました。
使用するバゲットは店によって大きく違っており、スーパーで市販されている柔らかいフランスパンを使っている店や、独自のもっちりとしていて香ばしいパンを使っている店などがあります。どんなパンを使うかにこだわりが現れるメニューでもあります。
こだわりのバゲットを使った店のバゲットサンドは、何ともいえない美味しさです。複雑な味を楽しめるバインミーサンドに引けを取らない完成度です。
バゲットサンドのおすすめは西早稲田のカラバフケバブです。
おわりに
以上、ケバブ屋でよくみられるメニューを紹介してきました。一般的なケバブ屋にあるメニューは紹介できたのではと思います。
他にも一部のケバブ屋では「イスケンデル」というヨーグルトソースをかけたメニューや、三日月タイプのトルコピザ、串焼きタイプのケバブなどがある場合も。
トルコ料理屋の定番デザートとしてあるバクラヴァもぜひ一度食べて欲しい料理です。
ピスタチオやナッツをパイ生地で挟んだ食べ物で、和菓子や洋菓子とは少し違う魅力があります。
色々な店で色々料理をぜひ堪能してみてください。