渋谷駅からすぐに場所にある「モーゼスさんのケバブ」を訪問してみました。
今回訪問したのは渋谷の道玄坂からすぐ近く、マークシティの近くの京王線の高架下付近にある店舗です。
坂の途中にあるわけではありませんが、住所は道玄坂です。実際の場所は前述のとおりマークシティのダイソーの近くです。高架下付近です。
モーゼスさんのケバブについて
渋谷は2店舗目
渋谷には他にもセンター街の店舗があり、今回訪問した道玄坂の店舗は渋谷では2店舗目になります。
かつては上野の名物ケバブ屋だった
またモーゼスさんのケバブにおける私が知る限りの記憶を紹介すると、もともとは上野アメ横の名物ケバブ屋でした。私がケバブを積極的に食べるようになった2013年頃は、上野に3店舗ほど出店していました。
その後、いつ頃からか秋葉原に店舗ができ、2017年頃、秋葉原駅前にモーゼスさん本人が手掛ける店舗が登場しました。時を同じくして上野の店舗は次々に閉店し、最後には上野アメ横から店舗はゼロに。
また一時期秋葉原にも2店舗ありましたが、現在は前述のモーゼスさん本人が運営している駅前の店舗のみです。
ちなみに2022年に秋葉原店のモーゼスさんのケバブのモーゼスさんはクラウドファンディングで出資を募っていたようです。モーゼスさんはガーナ出身とのことです。
※参考ページ:TVで紹介されたモーゼスさんの美味しいケバブを全国の方にもっと知ってもらいたい!, CAMPFIRE
秋葉原にモーゼスさんのケバブの拠点が移った後は、渋谷のセンター街や鶯谷に店舗オープン。そして2023年10月17日に渋谷道玄坂の脇に店舗がオープンしました。
以前は「モーゼスさんのケバブ」という店名でも、店舗デザインが違う店がいくつかありましが、ここ最近オープンした鶯谷店と渋谷の2店舗の合計3店舗は、モーゼスさんが手掛ける秋葉原店と店舗デザインに類似しています。徐々にブランドイメージが完成してきたのでしょうか。
現在は渋谷に2店、秋葉原、鶯谷に
まとめると本記事執筆時点では、モーゼスさんのケバブのケバブは、秋葉原、渋谷センター街、渋谷道玄坂脇、鶯谷の4店舗となります。
下記は過去にあったモーゼスさんのケバブです。現在は閉店、もしくは別の名前のケバブ屋になっています。
ちなみに現在のモーゼスさんのケバブは、統一された公式サイトがなく、秋葉原店と渋谷店の公式サイトが別で存在しています。運営は各店舗に任されているのでしょうか。いわゆるフランチャイズといった形なのだと思いますが、公式サイトは統一させてもいいような気がします。
モーゼスさんのケバブ渋谷店のメニューや店の様子など
さて、渋谷の道玄坂にある店舗ですが、小さい店舗ながら色々な驚きがありました。
イートインあり
まず店内にはイートインスペースがあります。丸い簡素なパイプを椅子ではありますが、カウンター席とテーブル席があり、ゆっくりケバブを食べることができます。マクドナルドやバーガーキングレベルの清潔感のある店内です。
メニューはポテトとドリンクのセットがある
メニューはシンプルではありますが、ファーストフード店のようです。
まず肉はビーフ、チキン、ミックスがあります。ソースは、甘口、てりやき、スーパーガーリック、中辛、辛口、激辛があります。
メニューはケバブサンド、ケバブライス(ケバブ丼)、シャワルマ(ケバブラップ)、ケバブカップ(おつまみケバブ)があるのですが、ポテト、ドリンクセットが用意されています。
例えばケバブサンドは単品で600円ですが、900円のセットにするとフライドポテトとドリンクをつけられます。このセットはシャワルマにもケバブライスにも用意されています。このようなセットを用意している店は他にもありますが、こちらはまるで大手のファーストフードチェーンのような、メニュー表の完成度です。これから店舗数を増やして一大チェーンになるんだという気概を感じさせるものがあります。
その気概を感じさせるもう1つの用意が、電子マネーが使えるセルフレジが導入されていることです。
セルフレジがある(セルフレジはケバブ屋初?)
例えるならマクドナルドのセルフレジの小型版です。タッチパネルでメニューを選択し、決済すると注文が厨房に送られ、客は席で完成を待つといった感じのセルフレジが導入されていたのです。しかも現金が使えます。
ケバブ屋といえば店員さんに注文を直接伝えて、お金を渡すのが定番のスタイルです。食券機を導入している店も稀にありますが、ラーメン屋スタイルで食券をスタッフに渡す必要がありました。モーゼスさんのケバブ渋谷店のように、マクドナルドのセルフレジ風の決済・注文端末を導入しているケバブ屋は見たことがありません。現時点でケバブ屋としては初めてではないかと思います。
昔からケバブ屋を訪問している私からすると「ついにメジャーなファーストフード店風のシステムを導入したケバブ屋が出てきたか」という感じで、感慨深いものがあります。東京のケバブ事情における1つの時代の幕開けになるのではないかと思います。
ケバブサンドを食べた感想
さて今回は初めての訪問ということで、オーソドックスなメニューのケバブサンドを注文しました。
肉はチキンをチョイス、辛さは中辛です。
店舗に入ってすぐのセルフレジで注文し着席。5分ほどまって完成しました。
ケバブ屋で基本的に、切りたての肉ではなく、炊飯器で保温してある肉を使います。一方で今回は注文を受けてから肉を削いていたようです。いつもそうなのかはわかりません。たまたま肉を補充するタイミングだった可能性もあります。
値段は単品で600円です。
ほんのり温めたピタパンに、キャベツとトマト(若干)と肉を盛り付けています。
肉は底と表面に入っており、最初と最後に肉を楽しめます。トマトはほんの少し入っています。ソースは全体にまんべんなくかかっており、肉も野菜もソースを一緒に楽しめます。
チキンが印象的です。表面がパリパリになるくらいに焼かれておりとてもジューシーです。久しぶりにパリパリするくらい焼いてくれるケバブを食べたような気がします。
パンは前述のとおりいい具合に温めており、ふっくらしています。カチカチ、ボソボソした感じはありません。肉の脂をいい具合に吸っており、このパンがなんとも美味しいです。
キャベツは青臭さがなく、芯も少なめで、食べやすいです。毎回のように書いていますが私はキャベツの青臭さかなり苦手です。そんな私が一切キャベツの青臭さを気にすることなく食べられました。
もう少しトマトが大きくてもいいかなとは思いましたが、それ以外には特に気になった点はなく、全体的に満足度が高いです。渋谷で美味しいケバブを食べるにあたっておすすめできる店です。さすが東京を代表するケバブ屋である「モーゼスさんのケバブ」です。
詳細情報
その他の渋谷駅周辺のケバブ屋は以下のページでまとめています。