ケバブの肉と野菜の盛り付け方には、典型的な4つのパターンが存在し、大方のケバブはこの4パターンのどれかに当てはあると言っていいでしょう。
ここではその典型的な4つのパターンを紹介します。
次にケバブを食べる時は、「あ、このパターンのケバブか」といったように思いながらケバブを堪能していただければと思います。
野菜、肉のシンプルな「二層構造ケバブ」
このタイプは初めに野菜をピタの底から盛り付けていき、上に肉を盛るとてもシンプルなケバブ。
イベント会場や、週末の夜に車でケバブを売っているお店ではこのタイプが多いです。恐らく手間がかからないからでしょう。
特徴としては初めにお肉をいただける点、提供速度が早い点でしょうか。
お肉を食べ終わった後はソースがかかった野菜とピタのみを食べることになりますので、肉好きの方には少し物足りないかもしれません。
肉、野菜、肉の「三層構造ケバブ」
こちらはピタの底に肉、その次に野菜、そして最後にお肉を表面に盛っていく三層構造のケバブです。
下から
【肉⇒野菜⇒肉】
の順番です。
最後に肉が残り、またピタの底にお肉の美味しい脂がたっぷり染み込んでいるので、最後の一口が一番美味しタイプの盛り付けタイプなのです。
肉、野菜、肉、野菜の「四層構造ケバブ」
三層構造ケバブを作った後、さらに上からキャベツを盛っていくこの四層構造ケバブ。
最後にトングで野菜が上から盛り付けてられていく様子はラーメン二郎で野菜増しを頼んだ時の様子を彷彿とさせます。
このタイプは初めに野菜を食べなければお肉を食らうことはできませんが、表面の野菜の下、そして最後に肉が食べられるので、食後の満足度は非常に高くなる盛り付けタイプです。
両サイドで肉と野菜を分けた「縦分けケバブ」
この縦分けケバブは、他の盛り付け方に比べ、難易度を要する盛り付け方です。
真上から見ると真ん中にトマト。
そして両サイドに野菜と肉が盛り付けられています。
この盛り付けをするためには、ピタを横に寝かせ下にキャベツ、肉といったように盛り付けなければいけません。
つまり、面倒で、手の込んだ盛り付けなのです。
見た目に関してはこの盛り付け方が最も美しく、ケバブを渡された時にワクワクは相当のものです。
最大の特徴は自分の好みで肉から食べるかキャベツから食べるか、もしくは真ん中から肉とキャベツを同時食べるか選択できるところです。
また最後もキャベツだけ、肉だけということは決してありません。
肉好きの方も、最後に野菜でさっぱりして終わりたい方も、満足できる最強のケバブなのです。