タイ、ベトナム、インド、ネパール、韓国、中華、トルコ、そして日本のB級グルメ。
様々国のメシ屋が軒を連ねる高田馬場は、視覚的にも嗅覚的にも、刺激を多くて、散歩しているだけでも十分に楽しめる街です。
今回紹介するサライケバブも、そんな飽きない町、高田馬場のケバブ屋です。
こんなケバブを求めていた。最後まで飽きない絶品ケバブ
「そう僕が食べたかったのはこういうケバブだ!!」
東京のケバブ屋を端から食べ歩いていた僕は、ケバブは美味しいけど、心の底から美味しいと思えるケバブ屋が意外と少ないことに、やるせない思いを抱えていました。
そんな僕に、ケバブ本来の美味しさ、「これがケバブなのだ!」ということを改めて思い出させてくれたのが、サライケバブのビーフケバブです。
一体どんなケバブなのか。
それは、最後の一口まで美味しく、全く飽きない、それでいてくどくない、バランスの取れた完成度の高いケバブです。
まず。パンは数秒ではあるがしっかり炙ったものです。パンのこうばしい匂いがほのかに漂い、ケバブソース、肉の旨味を絶妙に吸収します。ちょうど焼き肉のタレがほんのりついた白米のように。
続いて肉。特殊な味付けがほどこされているわけではありませんが、しっかり味が染み込んでおり食べ応えは抜群です。
そして何よりケバブの美味しさを際立たせているのが、具のバランスです。
上から肉、キャベツ、肉というよくある盛り付け方なのですが、キャベツの量がちょうどよく、さらにパンの底ゾーンの肉が多めです。
お店によっては、中段の野菜が多く、底の肉が少なめ、ということがあります。しかしこれだと、中段以降はキャベツばかりになってしまい、途中で食べるのが辛くなってしまうことがあります。
サライのケバブはキャベツだけのゾーンを小さくすることで、キャベツだけをむしゃむしゃ食べる時間を少なくしています。食べるのが辛くならない、食べる人を飽きさせない工夫がほどこされているのです。
さらにケバブソースに関してはキャベツの部分に多めに注入されています。
先ほどキャベツだけのゾーンは飽きると書きました。サライでは、そんな飽きる可能性だ高いキャベツゾーンにソースを多めに注入することで、ドレッシングをかけたキャベツを演出しています。
これにより肉がなくても、キャベツとソースだけでも、美味しくいただけるようになっているのです。
最後は肉と肉の旨味がたっぷり染み込んだパンを同時にほおばるゾーンです。ケバブの中でもっとも美味しくなるゾーンと言えます。
そのゾーンをしっかり用意することで、最後まで美味しい、いや、最後に1番美味しい部分を持ってくるという、完璧なケバブを演出しているのです。
この高田馬場のように複雑で奥が深く飽きない、そんなケバブです。
長くなりましたが、つまり美味しいということです。
ただし同じお店でも、作る人が違えば全然違ったケバブがでてくるのでその点はご留意いただければと思います。
チキンケバブ(2021年3月追記)
ケバブライス(2022年4月追記)
こちらはケバブライスをテイクアウトした時に撮影したものです。
チキンとビーフのミックスで、ソースは中辛にしました。肉、キャベツ、トマト、ライスのシンプルな構成です。肉と野菜をバランス良く食べられて、大満足です。
店舗情報(サライケバブの店舗情報)
- 肉:チキン、ビーフ、ミックスから選択可能
- ソース:甘口、中辛、辛口、ソースなし、などから選択可能
- 具材:キャベツ、トマト、肉、ピタパン
- その他のメニュー:ケバブラップ、サライススペシャル、チーズサンド、フムスサンド、ケバブ丼など
- アクセス:JR高田馬場駅から徒歩30秒程度
- 住所:東京都 新宿区 高田馬場 4-8-8
- イートインスペースはありません
- 食べログページ
ちなみにサライケバブは、浅草にもあります。
他の地域のサライケバブはこちら。
高田馬場の他のケアブ屋はこちら。