キングケバブは、京浜東北線の東十条駅から徒歩2分ほどの場所にあるケバブ屋である。
東十条駅はなぜか中東系、中央アジア系の料理店が多い。
東十条にはケバブ屋が3軒もある
たとえば東十条駅には今回紹介するキングケバブだけでなく、「ケバブハウス Rai 」と「アルバラカ カレー&ケバブ」の2つのケバブ屋がある(ここでいうケバブ屋はケバブサンドを販売するお店という意味)。
ケバブサンドを販売するお店が全部3店。それのどこが多いのか、と思うかもしれないが、多くの駅には、ケバブ屋は1つもないのが。それが当たり前である。
ケバブ屋が1軒あったらそれは珍しい。にもかかわらず、東十条駅の周辺には3店もケバブ屋が存在するのだ。
あまり話題にあがることがない北区東十条であるが、実はケバブ屋が多いのである。他にも新大久保にあるようなスパイス専門店や、どこにもでもあるインド・ネパール料理屋なども東十条の駅周辺にはいくつかみつけられた。
なぜ東十条駅周辺にはケバブ屋が多いのか。その理由は北区にインドやネパール、バングラデシュから移住してきた人たちが多く居住しているである。2010年のデータによると東京23区のなかで、北区はバングラデシュ人がもっとも多く住んでいる区であるという。
また北区に外国人の方が多いのは、北区には外国人が比較的入居しやすい公営住宅が、たくさんあるからだそうだ。
(参考:東京都北区のバングラデシュ国籍在留外国人の居住環境に関する研究)
たしかに北区の赤羽や王子の周辺には大規模な団地がある。また今回利用した東十条も、少し歩くと小さな団地をすぐにみつけることができた。
キングケバブは東十条商店街に
さて余談が長くなったが本ブログの主題であるケバブ、およびケバブ屋について紹介する。
キングケバブは、東十条駅の北口東側をでて、目の前にある東十条商店街を少し進むと見えてくる。
1階が屋台形式のキングケバブ。2階はベンガル料理屋になっている。キングケバブのイートインスペースは店頭にあるベンチのみ。
ちなみにキングケバブは、東十条駅から徒歩数分の十条駅の近くにもあった。十条のお店は現在閉店している。もしかしたら十条から東十条に移転してきたのかもしれない。
またちなみに原宿にも「キングケバブ」というお店があるが、こちらはまったく別のお店のようだ。
原宿の「キングケバブ」の公式サイトをみてみると、東十条のキングケバブのことは一切記載されていない。おそらくたまたま同じお店になったのだろう。
安定した美味しいケバブ
さて、東十条のキングケバブであるが、メニューはケバブサンド、ケバブラップ、ケバブ丼などオーソドックスなもので、とくに珍しいものはなかったが、ケバブ屋の店頭で2階のベンガル料理屋で出しているメニューをテイクアウトできるようだ。ビリヤニやサモサといったメニューが一緒に記載されていた。
今回は初訪問ということで、とりあえずケバブサンドをマイルドソースで注文。
表面にはカットトマト。
その下に肉、野菜、最後に肉という理想的な盛り付けである。これなら最初も最後も肉を堪能できる。
もう少しパンを焼いてほしいなと思ったが、その他は文句なし。ソースも肉もどれも美味しいケバブサンドであった。失敗しない、安心して利用できるケバブ屋だといえるだろう。